2021年01月28日(木) 「また、人の益を計り、良い行ないに富み、惜しまずに施し、喜んで分け与えるように」Tテモテ6:18
「また、人の益を計り、良い行ないに富み、惜しまずに施し、喜んで分け与えるように」Tテモテ6:18
パウロは「受けるよりも与えるほうが幸いである」とも言っている。 パウロは宣教活動をしつつ、テント作りで、収入を得ながら、苦労 して自分の手で働いていた。自分の生活のため、また共にいた人々 を助けるために働いた。人は、どんな事が嬉しくて、どんな事に幸 せを感じるだろう。 ほとんどの場合は、願いが叶って、欲しかったものを手にした時、 又、何かを得た時ではないだろうか。プレゼントや、不意の頂き物 や、人からの好意を受けた時、また、感謝された時かも知れない。 生まれつきの性質は、欲望が叶う事、得る事、受ける事に喜びを感 じるものだ。そして得たものは放したくない。ずっと握りしめてい たい。損をするのは嫌で、得をしたい。 しか、御言葉はそうでなく、受けるより、与える方が幸せだと言う。 この世とは正反対の、全く新しい価値観だ。愛するには、時間と労 力を、持てるものを、犠牲を献げる事が必須だ。犠牲無くして愛す る事はできない。与えるとは、自分自身を与える事になる。主の一 生がまさにそれであった。何もかもを、命までも与え尽くして下さ った。 与えて行く時、この世への執着、物への執着、また、貪欲から自分 自身が守られ、自由にされる。天に視点を置く生き方にされる。自 分の時間を家族に、労力を周囲の人々に与えられるよう、祈って行 こう。自分のしたい事を少し脇に置く時、与える事の喜びを、御霊 の喜びを経験して行ける。 --------------- 誰かの益のために用いられるかも知れない。主が志を与えてくださ ったら、喜んで出来るように祈ってみよう。受けるより与えること の幸いを経験していこう。