2021年09月27日(月) 「エリは答えて言った『安心して行きなさい。イスラエルの神が、あなたの願ったその願いをかなえてくださるように』」Tサムエル1:17
「エリは答えて言った『安心して行きなさい。イスラエルの神が、あなたの願ったその願いをかなえてくださるように』」Tサムエル1:17
当時イスラエルは士師の時代で、霊的には暗黒状態だった。指導者 がおらず、人々は主の目に悪を行ない、各々が肉の目に正しいと見 える歩みをしていた。好きなように、都合の良いように生きて、無 秩序で混乱していた。主は、その暗闇に、新たな霊的指導者を起こ そうとされた。そのために協力者が必要で、主はハンナを見込み、 選ばれた。 「主がハンナの胎を閉じておられた」の通り、そのため胎を閉じ、 ハンナの祈りを引き出すようにされた。祈りによって産み出そうと された。ハンナは不妊の辛さ、もう一人の妻ペニンナによるいじめ、 周囲の迷信や偏見による冷ややかな目、募る辛さと苦しみは頂点に 達し、祈りのために「立ち上がった」。 主に向かい、何もかもを吐き出し、注ぎ出した。流れる涙と共に、 一心に祈った。その祈りの中で「男の子を授けて下さるなら、その 子の一生を主にお献げする」との決意へと導かれた。すると泣いて 食事もできなかったハンナが、祈り終え、帰宅して食事ができたの だ。ハンナの顔が変わった。 激しく泣き、苦しみ、悩みと憂いのいただちの以前の顔ではなかっ た。祭司の言葉をもらい、平安になり、心すっきりし、晴れやかだ った。そして結果的に、その祈りは見事に答えられ、サムエルが産 み出された。私たちも苦しい状況で、主に心を注ぎ出し祈る時、ま ず自分の内側が変えられる。 御父に自分を委ねる時、状況は変わらずとも、心に落ち着きが、平 安が与えられる。今、苦しい状況にあるなら、主は祈りによって、 解決に導きたいと思っておられるのかも知れない。主に向かい心を 打ち明け、聞いて頂いて、主と交わろう。 -------------- 悩みや苦しみは祈りに持っていかなければ、思い煩い心に闇の領域 が拡がっていく。自分ではどうする事も出来ない。主に向かい心の うちを告げよう。主が聞いていてくださる事こそ安らぎの源だ。