2022年05月28日(土)

「御霊によって歩みなさい。そうすれば、決して肉の欲望を満足さ せるようなことはありません」ガラテヤ5:16


私たちは新しい性質と、生まれつきの古い性質があり、天に帰るま
では、古い性質もある。その二つの性質が葛藤して、信仰が成長、
成熟して行く。御霊に導かれている時は、平安と喜びの中で、生き
生きと生きて行ける。だが、古い性質、肉に従って行くと、途端に
信仰生活が辛く苦しくなる。イライラし、怒り、裁き、又、思い煩
い、心配に支配される。そして周囲に害毒を流す。普段からの証し
を台無しにしてしまう。

ある婦人が、夫の言葉に傷ついた。腹が立ち、言い返して、責めよ
うとしたが、これは言ってはいけないとの感覚が来て、御霊に止め
られた。怒りがあるまま、言葉を発してはいけないと。喧嘩になっ
て、言い合いになるのが目に見えている。言わずに、まず祈ろうと、
その夜、祈りの時を持った。怒りや恨みを、ことごとく主に告げて
行った。

主に聞いて頂くと、落ち着いて来て、夫に悪気は無いと思えて来た。
何であんなにイライラしたのかと冷静になれた。心はすっかり平安
になった。すると翌朝、夫が「ごめん。言い方が悪かった」と謝っ
て来た。主に従って良かったと、心から感謝した。自我に従って行
動するなら、自分自身は平安無く、必ずとがめと後悔が来る。そし
て周囲にも害毒をまき散らす。しかし肉でなく、御霊の導きの方に
従うなら、平安があり、周囲にも証しとされて行く。

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絶えず、御霊の思いと肉の思いの二つが目の前に来る。自らが御霊
か肉のどちらかを絶えず選択している。御霊に従うと、平安喜びの
実を結び、肉に従うと苦いものを生じさせる。御霊に歩めるよう
助けを求めて祈っていよう。