2022年12月28日(水)

「軽率に話して人を剣で刺すような者がいる。しかし知恵のある人 の舌は人をいやす。」箴言12:18



ある人が証しした。普段から快く思えない相手がいた。言葉にトゲ
があり、嫌でたまらなかったが、忍耐し何とか接していた。する
と、別の人から電話がかかった時に、その相手への苦情、批判が出
た。自分はクリスチャンであり、決して悪口は言わないが、言われ
る事がまさしくその通りで、肉は、しっかり同調したくなってしま
う。

思わず同意しそうになった時に、キャッチホンが入った。断りを入
れ、キャッチホンに対応し、又、その人との通話に戻った。すると
ワンクッション置くと、心が冷静になり、くちびるの罪を犯す事か
ら守られた。主の介入を感じて感謝したと。噂話は、本人のいな
い、陰で話されている事であり、人から人へと伝わる時に、歪曲さ
れてしまう。真実が伝わらない。

なぜなら、聞いた人は自分の主観と色合いで聞いて、次に伝える。
その人も又、同様にして次へ伝える。その時、もし相手への憎しみ
や妬みが心にあれば、どう伝わるだろう。無意識にもそのフィルタ
ーを通して、又、自分の主観を混ぜて、伝える事になる。事実でも
真実でも無くなって行く。

人間には肉の性質があり、自分の強い思いや隠れた良くない思いが
あれば、容易に誘惑に陥ってしまう。罪を犯さないために、何か必
要があれば、直接本人に確認することが一番だ。くちびるの戸が守
られるように祈っていよう。そしてくちびるから主の祝福やいやし
が流れ出るなら、どんなに幸いで祝福だろう。
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隠れた思いがちょっとした事で口から出てしまう。心にある以上の
毒をもって広がりはじめるなら何と罪深い事だろう。自分の弱さを
覚え、良き言葉を口に出したい。