2023年02月25日(土)

「悪に負けてはいけません。かえって、善をもって悪に打ち勝ちな さい」ローマ12:21


主は、悪に対して悪をもって報いるな、と言われる。生まれつきの
性質は、悪には、悪で立ち向かい、仕返しをしたい。それも何倍に
もして、やり返さなければ気がおさまらない。肉は、悪に対して悪
で返すとスカッとする。批判され、傷つく事を言われると、こちら
も言い返したなら、その瞬間はスッキリする。やられっぱなしなど、
相手が図に乗ると思う。

肉は快感だが、だが御霊の平安が無くなる。経験あるだろうか。肉
で、怒りにまかせて、やり返すと、その瞬間は良いが、すぐ平安が
失せる。そして暗たんたる気持ちになる。又、それは連鎖を生み出
して行く。相手も激高し、売り言葉に買い言葉となる。「復讐する
な」と言われるが、復讐は、更に怒りを膨らませ、憎しみへと増幅
させる。

報復は報復を生む。そこで主は、自分で復讐するな、復讐は神に任
せよと。「わたしが報いをする」と。敵が飢えたら、食べさせよ。
そうするなら、彼の頭に燃える炭火を積むことになる。相手は良心
のかしゃくに耐えられず、恥じ入り、悔い改めに導かれる。善をも
って悪に打ち勝て。すべての人に善を図れと。

肉は怒りに燃え、復讐したい。悪をもって悪に報いたい。人間には
できない事を言われている。しかし人にできない事が、神にはでき
る。これは奇跡だ。自分にはできない事を認め、神の助けを求めよ
う。出来ないところに、御霊が働き、御霊の力によって自分が変え
られ、不思議を経験する。

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肉は、相手の肉をも引き出す。怒りと怒りがぶつかるなら、サタン
が喜ぶばかりだ。肉に対して、サタンは、肉で応じるように誘惑し
て来る。この時こそ、「わたしを呼べ」と言われる主に呼ばわり、
御霊の対応ができるよう、助けを求めよう。