2023年06月27日(火)

「地震のあとに火があったが、火の中にも主はおられなかった。火 のあとに、かすかな細い声があった」T列王19:12



エリヤが450人のバアルの預言者と400人のアシェラの預言者と戦
い、天から火を降らせるという、大勝利を遂げた。その後、心身消
耗に陥りうつ状態となり、死を願うようになった。過度の疲労で限
界状況だった。エリヤはこの危機にどう導かれたのだろう。「死に
たい」と言ったエリヤを、主は、一言も責められない。何と大きな
慰めだろう。

私たちも、程度の差はあれ、日々の生活で、仕事に、家事育児に、
対人関係に、時に疲れ果てる。すべてが重荷となり、気力が失せ、
早く天に帰りたいと思うほど、落ち込むかも知れない。だがそんな
時、主は深くあわれみ、同情して下さっている。エリヤをとがめ
も、責めもせず、思いやり、いたわり、休息を与え、食事をさせら
れた。

充分眠らせ、まずは心身を休ませ、回復を与えられる。極度のスト
レスに陥ると、正常な思考が働かない。必要なものは、まず休息
だ。パンを食べ、水を飲んだ。主ご自身が命のパンで、命の水であ
られる。新たなる力を得て、エリヤはホレブ山まで歩いた。ほら穴
でひきこもっていると、そこを出て、山の上に立ち、主の前に立て
と命じられた。

主は細い声で、御言葉を語り、エリヤの間違った思い込みを訂正さ
れ、新たなる使命を与えられた。再び、立たせられた。今、疲れて
いるなら、深く理解し、思いやって下さる主のもとへ行こう。休ま
せて下さり、そして御言葉を与えて下さる。主のかすかな細い御声
に、耳を傾けよう。
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深い憂いに沈み自分の方へ向かう思いをゆっくり主に向けてみた
い。いつも不完全な者で自分の思い込みは間違っているかも知れな
い。憂いを主に委ね、主に望みをおき、じっと耳を傾けよう。