2024年02月26日(月)

「感謝のいけにえをささげる人は、わたしをあがめよう。その道を 正しくする人に、わたしは神の救いを見せよう。」詩篇 50:23



ある女性の夫が、ギャンブルがどうしても止められず、給料にも手
をつけるようになり、前借りまでするようになった。家計はどんど
ん圧迫され、生活苦だった。止められるように祈り続けた。夫は妻
の勧めで教会へも行き、主を信じた。夫は止めなくてはと思うのだ
が、誘惑に負けてしまう。

妻は、経済的困窮に追いつめられ、心に余裕が無く、主に従わない
夫に、腹が立って仕方がない。夫への怒りが増幅し、ある時、もう
許容量オーバーで抑えられず爆発し、その辺の物を壁に思いきりぶ
つけてしまった。すると自己嫌悪に陥るは、怒りといら立ちで、わ
けがわからなくなり号泣した。心の底から主に叫んだ。限界だっ
た。

「もう無理です。何もどうにも出来ません。助けて下さい」。それ
が、常々ずっと学んでいた御言葉が「すべての事について感謝せ
よ」で、そのどん底で、日頃慣れ親しんだ、その言葉が臨んだ。そ
れで「この事態を感謝します」と祈れた。すると不思議に、あれほ
ど荒んだ感情が、すうーっと落ち着いて行った。どん底の叫びに、
主が答えて下さったのがわかった。

心がなぎになり、夫への怒りが落ち着いていた。心に御霊の喜びが
与えられた。あれほどの夫を責める気持ちが失せた。教会へ一緒に
行けるだけでも、心から感謝だと思えた。妻の変化に驚いた夫は、
心が主に向き、悔い改めへと導かれた。妻は、夫を裁く心が、ます
ます夫をギャンブルに追いやっていた事に気づかされた。
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状況がどうでも主と交われば心が満たされる。何という恵みだろ
う。喜びも感謝も自分ではできない者だが、感謝して行くときに主
が、いつも私たちの歩みを祝福してくださっている事に気づける。