2024年08月28日(水)

「主は私を緑の牧場に伏させ、いこいの水のほとりに伴われます」 詩篇23:2



大勢の人々が、絶えず主のもとに押し寄せていた。病気のいやしを
求める人々、虚しさ、孤独、寂しさにある人々、悩みや問題を持つ
人々、御言葉を求める人々が、主のもとに来た。五つのパンと二匹
の魚の奇跡の時には、男だけで五千人、女、子どもだと一万人以上
だろうか。主は、四六時中、人々に囲まれていた。

又、悪霊との戦い、重病のいやし、どんなに霊の力を使われ、心身
共に消耗された事だろう。「向こう岸に渡ろう」と舟に乗られた途
端、大嵐の中も熟睡された事を見ても明らかだ。そんな目まぐるし
い日常の中で、主は、よく寂しい所に退かれた。群衆や弟子たちか
らも離れ、御父と交わられた。その時間を大切にされた。

どんなにか疲労された翌朝も、「朝早くまだ暗い内に起きて、寂し
い所へ出て行き、そこで祈っておられた」。主は、よく祈られた。
御父との交わりが、主の力の源であった。「わたしは、自分からは
何事も、行なうことができない。聞くとおりに・・」「わたしは自分
から話したのではない」「父ご自身が、何を言い、何を話すべきか
をお命じになった」、絶えず御父から導きを受けておられた。

弟子たちも、同様に群衆に囲まれていた。そのため、「寂しい所へ
行って、休め」と。独りの時間を持ち、休むようにと。休息と共に、
霊を新たにされるようにと。私たちも、目まぐるしい日々だろうか。
なすべき事は山積みで、ヘトヘトに疲れているだろうか。しばし、
仕事や人から離れて、心身を休め、主と交わるようにと。休息は必
要不可欠だ。リフレッシュされるために。
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祈りの時間がないときは、それだけ自分に頼って動き回っている。
それさえ気づかない。普段から静まり祈りの時を守りたい。穏や
かな主からの安らぎが必要だ。