2003年04月26日(土)

「全地はあなたの前にあるではないか。私から別れてくれないか。もしあなたが左に行けば、私は右に行こう。もしあなたが右に行けば、私は左に行こう」(創世記13:9)

近所に、もめ事が時々あるものだ。犬の鳴き声がうるさいとか、子供の声、ピアノの音の苦情等。なかなか解決は難しい。アブラハムと甥ロトの牧者達の間にも争いが起こった。互いの持ち物が多過ぎ、一緒に暮らせなかったのだ。その時、アブラハムは年上に関わらず、若い甥ロトにまず主導権を与え、土地を選ぶ権利を与えた。ロトが肥沃な土地を先に選び取っても、意に介さなかった。親族間の平和は保たれた。アブラハムのへりくだりのゆえであった。私達の内に争いがあるなら、アブラハムのように、へりくだって自分の主張を幾らか譲る時、良い道が開かれる。平和の子とされた私達は、平和を作り出すよう主は望まれている。今、あなたに争いがあるか。