2007年04月27日(金)

「あなたは愚かなことをしたものだ。あなたの神、主が命じた命令を守らなかった」Tサムエル13:13




サウルが王になり、ペリシテと
の戦争になり、サウルの兵士は
3千人、一方ペリシテは戦車3
万、騎兵6千と海辺の砂のよう
に多い民であった。大変な戦力
の差で、民は圧迫され、至る所
に隠れた。民は恐怖で震えてい
た。どう見ても勝ち目など無い。
神頼み状態のところ、祭司も来
ない。ペリシテがいつ攻めてく
るかも知れない中、7日待って
も来ない。敗北は目に見えてい
る。不安と動揺で、民はサウル
を見限って逃げようとしていた。
サウル自身も焦りや不安や恐れ
で一杯だった事だろう。それで
祭司しか献げられない全焼のい
けにえを、自分で献げてしまっ
たのだ。こんな戦いの最中に、
切羽詰まった状況で、1週間も
待ったのだ、遅れる方が悪いで
はないか、別に誰でも良いでは
ないか、サウルは自分で判断し
た。しかし、これは小さな事で
はなかった。王位から退けられ
るほどの失態であった。罪であ
った。私達はどうだろう。この
状況に立てばどうするだろう。
状況が悪化する中で、尚も神を
待ち、神の時を待つのは難しい
事だ。祈っても祈っても状況は
変わらない、答えがない、これ
以上待っても無駄では?しかし、
どんなに悪いように見えても、
神の御心があり、必ず神が事を
され、栄光が現される。自分の
判断で動かず、神の時を待とう。
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窮地の時に追い詰められたなら
、神様に信頼しつつも自分で策
を労するだろう。御心の内を歩
み、絶対の信頼に立っているた
めには、普段からの神様との密
な交わりの中にいる事が大切だ。