2008年07月28日(月)

「わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり・・将来と希望を与えるためのものだ」エレミヤ29:11

バビロン捕囚は、その事だけを
見れば絶望であった。しかし、
結果的に見れば、神の民は捕囚
によって悔い改め、神に立ち返
る事ができた。信仰の回復がな
された。70年後にエルサレム
に帰還させるとの、神の約束も
成就される事になる。奇跡がな
された。「あなたがたのために
立てている計画」・・バビロン
補囚が「神の計画」だと言われ
る。見えるところ絶望と挫折と
混乱であったが、神にとっては
平安と将来と希望のための計画
であった。神は私たちにとって
は不都合、マイナス、あっては
ならぬ事、行き詰まり、そのよ
うな事態を引き起こされ、神の
意図される方向へ導いて行かれ
る。そしてそれは、「あなたの
ため」の計画だと言われる。綿
密に計って立てられた、あなた
の益と、あなたの将来のための
出来事だと。目の前の事は痛い、
苦しい、辛い事態かも知れない。
しかし、実はあなたのための最
善がなされている。痛い所を、
苦しみを通って初めて、真に神
に出会う。人は自我の固い殻に
おおわれている。痛みや苦しみ
によって、その自我の殻が砕か
れる。高慢が砕かれる。高慢す
ら自分でわからず、何の問題も
無いと思っている。苦しみの中で、
初めて自分がいかに高慢であっ
たかを知る。苦しみは神にあって
必ず喜びへと通じている。後に、
苦しみにあった事は幸せだった
と心底言える。あの苦しみがな
ければ、自分はどうなっていたか
わからないと。
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痛い目、辛い目、恥ずかしい目
に会わなければ自分がどんな者
かも知らずに生きていただろう。
自分の計画を捨てる事もなく、
神様を求める事も、見出す事も
なかった。