2008年12月28日(日)

「どんな貪欲にも注意して、よく警戒しなさい。なぜなら、いくら豊かな人でもその人のいのちは財産にあるのではないからです」ルカ12:1



「貪欲」とは、もっともっとと欲しがり、満足を知らない心だ。
この世の物をどんどん追求し、もっと持ちたがり、物に依存する。

財産に依存し、それがあるから大丈夫だと安心する。しかし、これは満ち足りるという事が無いので、幾ら持っても持っても満足できず、更に渇き、あくことなく追い求める内に、いつしか目に見えるものに心が捕らえられ、その奴隷になってしまう。

更に底なしに貪欲に転がり落ちて行く。
それは「自分の腹」を、神にする事であり「彼らの神は彼らの欲望」の通りだ。

これは金銭だけの事でなく、名誉、地位、人の賞賛、愛情、評価、成功、仕事、結婚、家庭・・といったものの事だ。

これが無ければ幸せでないと思い、どうにかして持ちたいと必死にあがく。
ますます「貪欲」の泥沼に陥る。自分の内にある貪欲に気づく事から始まる。

「貪る者―これが偶像礼拝者」神を脇において、神以外のものを追い求めるため、心の底は虚しく全く平安が無い。

神は「神の前に富む」ことが大切、そしてすぐ後に「何はともあれ・・神の国を求めなさい」と言われた。幸せと満足と平安は、神を第一にする事から来る。

貪欲の脇道にそれていたなら、引き返そう。何か偶像になっているものがあれば、明け渡そう。
貪欲の注意し、よく警戒しよう。
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肉の欲求は、果てしない。だから満ちたりる事なく乾く。これが無ければ幸せではないと思うものをよく吟味し、神様の前に明け渡して行こう。あれも捨て、これも捨てて、と示されたなら感謝だ。