2009年03月01日(日)

「互いに赦し合いなさい。主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたもそうしなさい」コロサイ3:13



あなたも赦せない相手、赦せない心を経験した事があるだろう。怒りと恨み、憎
しみ、妬み、敵対心で、四六時中がんじがらめだ。赦せない相手がいるなら、ど
んなに楽しい最中でも、心に陰を落とし、心が暗くなる。

相手が目の前にいなくても心がずっと囚われている。牢獄の中だ。結局相手に縛
られ、拘束され、苦しいのは相手でなく自分だ。赦せない心は、自らの心をむし
ばみ破壊して行く。回りにも害毒を流して行く恐ろしい罪だ。

又、相手への憎しみと同時に、許す事の出来ない自分が嫌で、自己嫌悪に苦しむ
事になる。相手を憎み、自分も責め、これは悶々たる苦しみだ。

苦しくてたまらないのに、しかし、恨むのを止めたくない自分がいる。これが自
我であり自らの罪だ。どうしたら解放されるのか。ありのまま主の御前に出る事
だ。

止められないのでなく、苦しいのに、罪を断ち切りたくない自分、どうにも出来
ない自我、本当の姿を打ち明けよう。
無力を認めて、赦せない事、そうでなく、本音は赦したくない事、しかし助けが
欲しい事を神に告げよう。助けを求めて祈ろう。

神はその本音の祈りを待っておられる。自分で赦す事は不可能だ。しかし、「そ
れは人にはできないことです。しかし、神にはどんなことでもできます」神は必
ず祈りに答えて下さる。
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赦せない心は牢獄の中だ。閉塞感で苦しく平安がない。平安が無いという事は、
自分が間違っている。「赦したくない」気持ちを神に告げ、助けを求めよう。助
けて下さる。牢獄から出るなら解放だ。どんなに喜び溢れるだろう。