2011年07月01日(金)

「あなたはわずかな物に忠実だったから・・主人の喜びをともに喜んでくれ」マタイ25:21



主人はしもべ達に、能力に応じて5タラント、2タラント、1タラントを与えた。そして、5タラントと2タラントの者が、それぞれ儲けて主人のもとに差し出した。しかし、ここで、主人は幾ら儲けたかに全く言及していない。額は言っていない。主人が言及したのは、その「忠実さ」であった。

「良い忠実なしもべ」「わずかな物に忠実だったから」と、忠実さを認めて誉めている。主人から預けられたものを用いて、精一杯仕える事を、主人は喜び、賞賛している。しもべが商売に失敗するかも知れない、主人にはそのリスクがあった。しかし、主人はそのリスクも承知の上で、しもべ達に財産を預けた。それはしもべ達を信頼しているからだ。

私たちは一人一人賜物を授けられ、主から、その大きな信頼を受けている。主人の愛、共に喜びたいと願われる心を知っているので、失敗を恐れず、与えられたもので精一杯、主人のために仕えたいと思う。任されたものは、一人一人皆違う。
境遇も立場も能力も違う。

そこで間違ってしまうのが、隣と比較し、劣等感に陥り、タラントを地に埋めてしまう事だ。他との比較でなく、与えられたものを、精一杯用いる事が大切だ。ただ主を見上げ、遣わされた場で「忠実に」仕えて行く時、劣等感から解放され、喜びが与えられ歩んで行ける。
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神様が自分だけに任せて下さった賜物は、神様のものだ。今日という日も自分だけに与えられ任された特別な日。土に埋めてしまわず主の喜ばれるような歩みをしていきたい。