2012年03月01日(木)

「何が原因で、あなたがたの間に戦いや争いがあるのでしょう。あなたがたのか らだの中で戦う欲望が原因ではありませんか」ヤコブ4:1



なぜ争いや戦いがあるのか、その原因は、争いたい、戦いたいという「欲望」が
あるからだと言っている。対人関係で、相手と敵対関係になると、相手を憎み、
敵対心を抱き、悪口を言い、攻撃して行く。それが国と国の間になると、戦争に
なる。個人間であれ、国家間であれ、敵対関係があるのは、そこに争いたい、戦
いたい「欲望」がある。

そして、どのように原因である「欲望」が生まれるのか。「あなたがたは、ほし
がっても自分のものにならないと、人殺しをする。うらやんでも手に入れること
ができないと、争い戦う」とある。争いや戦いのもとは、自分の利得であり、そ
の欲しいものを、自分の力で、力づくで得ようとする。

又、相手を羨むこと、相手への妬みだと。争いや戦いの根に、嫉妬がある。自分
には無くて、相手が持っているものが羨ましくて仕方がない。それは相手が持つ
能力、名誉、地位、立場、人望かも知れない。自分には手にする事ができないの
でうらやみ、争い、戦う。しかし、得ることができない。ますます妬みのとりこ
になってしまう。

主は、願いがあるなら、「わたしに求めよ」と言っておられる。「あなたがたの
ものにならないのは、あなたがたが願わないからだ」と。祈り求めよと。人への
敵対心を持つ裏に、妬みがないだろうか。「愛する兄弟たち。だまされないよう
にしなさい。すべての良い贈り物・・完全な賜物は上から来る」のであり、そこ
に神を認めるべきであり、人に向かうのでなく、主に願って行くことが大切だ。
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ストレスを感じる人との関係は何が原因だろう。自分のどこを変えられるべきか
、なかなかわからない。よく自分を吟味し、よく祈り、自分の弱さや足りなさを
示して頂こう。そしてそこを主に満たしてもらおう。