2013年03月01日(金)

「イエスは彼らに言われた。『水がめに水を満たしなさい。』彼らは水がめを縁までいっぱいにした」ヨハネ2:7


カナで結婚式があった。宴会の途中で、ぶどう酒が切れた。当時、結婚式でのぶどう酒は、無くてならぬ重要な大切なものであった。それが途中で無くなるなど、主催者側の大失態であり、結婚式ぶち壊しの事態だった。すぐに察したマリヤが主に助けを求めた。そしてマリヤは、緊急事態を主に委ねた。すると、主は動かれ、手伝いの者たちに「水がめに水を満たしなさい」と言われた。

それは80〜120リットル入る水がめ6つだった。6つものかめに水を満たすのは大変な作業だ。しかし、主の言われた通りに、彼らは水を入れて行った。この場合、私たちは思うだろうか。「何で、水を汲むのか?」「ぶどう酒が必要なのに、水など入れてどうするのか?」「こんな事をしてどうなるのか?」戸惑いと疑問が来るかも知れない。だが、彼らは「水がめを縁までいっぱいにした」とあり、主の言葉の通りに、6つの水がめを縁まで満たした。適当に7分目8分目まで入れたのでなく、言われた通りに縁まで満たした。

尚も、主は、その水を入れた水がめを世話役の所へ持って行くようにと言われた。「え?水を持って行くのですか?」となりそうだが、「彼らは持って行った」。どこまでも従順で忠実だ。それは良いぶどう酒、上等のぶどう酒に変わっていた。時に、主の示しが、自分の思いや常識と違っても、その通りに従おう。その時、主の栄光を拝する。
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疑わず主に従った者だけが、水がぶどう酒に変わるという信じられない奇跡を拝する。その経験は私たちを更に信仰に進ませてくれる。疑わずつぶやかず主を信じ、従おう。