2013年05月01日(水)

「すべての事について感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです」Tテサロニケ5:18


ある人が、不況の折り、会社が倒産、職を失ってしまった。妻子を抱えて、蓄えもそんなに無く、懸命に次の仕事を探した。探せど、探せど、なかなか次の仕事が見つからなかった。だんだん蓄えも底をついて来た。不安と思い煩いがどっと来て、御言葉を与えられるよう、祈りに祈った。その時に「すべての事について感謝しなさい」と語られた。それで、現状を憂うのでなく、感謝することを決心した。

どんなに探しても仕事が無かった事を感謝した。又、現在、もう貯えが無い事も感謝した。しかし、今まで守られた事や、今、食べる事が出来ている事も感謝した。一つ一つ感謝していると、不思議な事に、不安や恐れ、思い煩いが消えて行き、心が平安に満たされて行った。そして、今は理解はできないが、今の状況も、主の最善だと信じることができた。仕事も無く、経済的にひっ迫していて、現状は、最悪であるのに、心が平安であることに驚かされた。

「わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます」との状況に関係無い、「主の平安」であった。このような主を知れた事に、主の御名を崇めた。そんな時、知人を通して、仕事の誘いがあり、良い給料も提示され、主の備えに驚き、感謝した。見える所、苦しい状況の中で、主を見上げ、感謝を献げて行った時に、主の御心の場所へと導いて下さった。
--------------
完璧な環境で気力も体力も万全であるならいつでも喜んでいられるだろうか。どんな中でも感謝する事で、いつも主を認めていられる。信じきれる主が共におられると知る事が平安の唯一の源だ。