2014年10月01日(水)

「イエスは言われた。『人にはできないことが、神にはできるのです』」ルカ18:27      


    

人は、犯罪を犯さなければOK、良い人間だと思うが、主の見られ
るところは違う。主は、その人が最も強く握っているもの、捨てた
くない宝を指摘される。その人の偶像になっているものだ。偶像は
主との間を隔ててしまう。富、財産は偶像になる。富が老後を保障
してくれる、又、お金が夢を与え、実現してくれると勘違いする。

そのため主は、「持ち物を全部売り払い、貧しい人々に分けてやり
なさい。そうすれば、あなたは天に宝を積むことになります。その
うえで、わたしについて来なさい」と言われた。すると、この青年
は、「このことばを聞くと、悲しんで去って行った。この人は多く
の財産を持っていたからである」。

お金に頼るのは、お金に対する信仰だ。この信仰は非常に固く強い。
握りしめて放さない。放す事ができない。「それは人には出来ない。
しかし神にはできる」と言われた。主に「出来ません、したくあり
ません。でも助けて下さい」と求めて行けば良かった。「神にはで
きる」。助けて下さったであろうに。役人は主のもとを去ってしま
った。残念なことだ。

ザアカイは、主に出会い、余りにも喜びが溢れて、財産を主に委ね
た。財産の半分を貧しい人に施し、だまし取った物は4倍にして返
すと。ザアカイは喜びと平安が満ちた。従えないなら「従いたくあ
りません」と、まずそのまま主に祈ろう。主からの助けが来る。
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手放せず悲しむ者と、手放さないので悲しまない者、主に頼る者、
いく通りもの自分がいる。手放なせない自分を認め、主はこんな
自分も必ず変えてくださると、祈っていきたい。