2015年06月01日(月)

「彼が下って行く途中、そのしもべたちが彼に出会って、彼の息子が直ったことを告げた」ヨハネ4:51


王室の役人が、主のもとに来た。ヘロデ王の宮廷官吏で、地位も名
誉もあり資産もあった。しかしそれらをもってしても、どうにもな
らない事態が生じた。息子が病気で死にかけていたのだ。どんなに
財があってもどうにもならず、又、医者も直せなかった。絶体絶命
の窮地にいた。

主の噂を聞き、この方なら助けて下さるのではと、30キロの距離を
必死の思いでやって来た。息子のいやしを願うと、主は「あなたが
たは、しるしと不思議を見ないかぎり、決して信じない」と答えら
れた。「あなたがたは」であり、彼だけでなく周囲の人々への言葉
でもあった。ただ奇跡を喜ぶのではなく、主が救い主である事を信
じ、主に信頼する事を求められた。

役人は、続けて息子のいやしを願ったが、「主よ」に変わっていた。
それに応答して、主は「帰りなさい。あなたの息子は直っている」
と告げられた。すると、彼は、主が言われた言葉を「信じて」、帰
途についた。彼にとり、まず息子が直る事だけがすべてであり、必
死であり、信じる信じないなど、どうでも良いことだった。しかし、
主は、彼を主を信じる信仰へと導かれた。

御言葉を信じ、従い、帰って行くと、途中で息子が直った事を聞い
た。御言葉を聞いた同時刻である事を知り、彼も彼の家族も皆、信
じた。息子の危機を通して、主は、一家を主を信じる信仰へと導か
れた。神の言葉は必ず成就する。そして従う時に、その度に信仰が
強められて行く。今、目の前に示されている言葉に従おう。
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30キロの道のりを、主の御言葉だけを持って帰途につく父親の信
仰に学ばされる。「主よ、直に癒してもらうまでは不安です」と、
その場から動こうとしない自分の不信仰を示される。