2016年03月01日(火)

「ルツはしゅうとめに言った。『私におっしゃることはみないたします』」ルツ3:5



ナオミは、故郷を捨て、自分について来てくれたルツ、そして落ち
穂拾いをして、一日中、立ち働き生計を立てるルツのことを思い、
よく祈り、将来のことを真剣に考えた事だろう。仕事場での、ルツ
へのボアズの親切を聞き、ナオミは、ルツに一つの提言をする。ボ
アズが打ち場で寝る時に、その寝る所を見届けてから入って行き、
その足のところをまくって、そこに寝るようにと。彼がなすべき事
を教えてくれるからと。

するとルツは、ナオミの言葉に対し「私におっしゃることはみない
たします」と、打ち場に下って行って、すべて命じられた通りにし
た。ルツのナオミへの信頼の深さと従順を見る。自分みたいな者が、
結婚を申し込むなどと、一見、とんでも無い事で、もし拒絶された
なら、人に知られたなら、笑いものになってしまう。自分も深く傷
つく。

ためらいや、拒否反応が出そうだが、ルツはそうしなかった。ナオ
ミの言う通り、まさにその通りに従った。「あなたのおおいを広げ
て、このはしためをおおってください。あなたは買い戻しの権利の
ある親類ですから」と。ナオミが思った通りに、ボアズはこの事を
受け止めて誠実に対応、法に乗っとり正しく対処してくれた。

結果的に、ボアズとの結婚へと導かれた。私たちも同様に、御霊の
導きに「私におっしゃる事はみないたします」と、勇気をもって素
直に従おう。素晴らしい祝福にあずかる。
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故郷を捨てナオミを信頼し従って来たルツは、この提言にも尻込み
せずに勇気を持って従っていった。この信仰に学ぼう。私のような
者が・・と自分を見るのではなく、主を頼り、導きに従おう。