2017年07月01日(土)

「・・しかし、わたしの願うようにではなく、あなたのみこころのよ うに、なさってください」マタイ28:39



ある人が、自分の現在の状況を、一見マイナス、負の状況なので、
悪いものと受け止め、良い状況になるようにと、ずっと祈り続けて
いた。祈りは積み上げられるが、その祈りが答えられないどころか、
その後、様々出来事が起こり、この状況は変わらないと確信になっ
て行った。

その時に、この状況は悪いものというのでなく、神が自分のために
備えられた最善なのだと、自分の思いが変えられて受け入れる事が
できた。その時に、苦しかった心に平安が満ちた。気持ちが楽にな
って驚いた。自分の思う歩みでなく、主が定められた、主が決めら
れたように生きることが、こんなにも心安らかで、安堵であとは、
本当に驚きであった。

振り返って、自分は自分の思いが強く、主の御心ではなく、自分の
思い、願望が中心になっていた事に気づかされた。自分の願望が叶
う事が喜びでだと思い込んでいた。しかし、そうならない時に、心
は不満や思い煩いでいっぱいになった。そうではなく、それを明け
渡して、主の導きに従うところに真の平安と喜びがあると体験させ
られた。

主も、十字架を前にした時に「できますならば、この杯を去らせて
下さい。しかし、わたしの願うようにではなく、あなたのみこころ
のように」と祈られた。私たちは、自分の力では委ねる事もできな
い。祈るからこそ、その祈りが答えられ、自分の思いを、自分自身
を委ねて行くことができる。

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口先で「御心が成りますように」と祈っても、心では思っていない
事が時々ある。それにも気づかなかったりする。だが実際は受け入
れられず、違う思いがあったり。それを祈りの中で正直に自分の思
いを告げて行く時に、御霊が受け入れられるようにして下さる。