2020年08月01日(土) 「それからすぐ、イエスは弟子たちを強いて舟に乗り込ませて、自 分より先に向こう岸に行かせ・・」マタイ14:22
「それからすぐ、イエスは弟子たちを強いて舟に乗り込ませて、自 分より先に向こう岸に行かせ・・」マタイ14:22
五つのパンと二匹魚の奇跡の後、群衆は主を政治的な王に祭り上げ ようと、無理やり連れて行こうとしていた。そのため、主はすぐに 弟子たちを向こう岸へと、強制的に舟に乗り込ませられて、群衆を 解散されられた。そしてご自分は祈るために、一人で山に登られた。 その湖で、弟子たちは夜中に激しい嵐に会った。嵐の中で悪戦苦闘 だった。ここで学ぶ事ができる。弟子たちは主に強いて舟に乗せら れ、主に従った中で、大嵐に会った。何となく思っていないだろう か。自分から御心をそれるなら、ギクシャクしてうまく行かないだ ろうが、御心に従ってさえいれば、問題なくスムーズに行くのでは ないかと。 しかし御心に従う中で試練に会うという事だ。弟子たちは真っ暗闇 の中で、波風と格闘していた。「風が向かい風なので、波に悩まさ れていた」。私たちも、様々な難しい問題に悩まされる。弟子たち は、主が飛んでしまい、大嵐への対応で四苦八苦、パニックになっ ていた。主を忘れていて、自力で頑張るので、すべては自分の肩に かかり、重く、苦しく、先も見えない。 私たちも、突如の試練に、主が飛んで、自分が、自分がと必死にな るだろうか。そんな中に主が来て下さって、「しっかりしなさい。 わたしだ。恐れることはない」と。「わたしだ」とは、主がモーセ に語られた「『わたしはある』という者である」と同じだ。まこと の生ける神と、ご自身を現わされた。常に私たちにも「わたしだ、 恐れることはない」と御声をかけて下さっている。 ・・・・・・・・・・・ 向かい風の中、波に悩まされる。私たちにも突如の試練、問題が起 きる。弟子たち同様何とかしようと必死になる。自力で頑張るので、 落ち込み、心は辛く苦しくなる。「恐れることはない」「わたし だ」何と力強い言葉だろう。今も、語りかけて下さっている。