2007年07月02日(月)

「五タラント預かった者は、すぐに行って、それで商売をして、さらに五タラントもうけた」マタイ25:16


1タラントは6000デナリで、1デ
ナリとは労働者1日分の給料だっ
た。6000日分の給料であり、約20
年分だ。1デナリといえども大変
な額だ。渡されたのは「その能力
に応じて」ゆえ、出来ない働きは
与えられていない。各自、無理の
ない可能な働きが与えられている。
「すぐに行って」時を無駄にせず、
自分にできる精一杯の事をした。
「よほどたってから」短期間では
なく、持久力と忍耐が必要であり、
長期間を忠実に労した。五タラン
トの者も、二タラントの者も、主
人に喜ばれたいとの一心だった。
任されたものを生かして、ベスト
を尽くした。一タラントの者は主
人を誤解していた。「蒔かない所
から刈り取り、散らさない所から
集めるひどい方」、厳しい、冷た
い、自分達を苦しめる冷酷な主人
だと見ていた。もし失敗したらひ
どい目に会うと、一タラントを地
に隠した。このまま返せば、減ら
さなかったのだから、問題ないだ
ろうとの了見だ。こんな神観から、
愛も喜びも感謝も生まれて来ない。
恐いから嫌々従うだけだ。与えら
れた務めは恵みであり特権だ。主
人にもリスクはあった。しもべ達
は失敗してすべて無くしてしまう
かも知れない。しかし、信頼して
大変な額を任せて下さったのだ。
この愛に応えて行きたい。
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神様だからこのような者にもでき
る事を与えて下さるのだ。嫌々従
う事もできるだろう。けれど頼っ
て従っている者にしか神様の栄光
を見る事はできない。恐れず神様
のご愛に応えよう