2008年12月01日(月)

「あなたがこの王国に来たのは、もしかすると、この時のためであるかも知れない」エステル4:14

                            
ハマンの計略で、ユダヤ民族に皆殺しの危機が訪れた。伯父のモルデカイは、王妃
となったエステルに、王にあわれみを求めるようにと伝えた。

しかし、召されないで王のもとへ行くなら誰であっても死刑になる。
エステルも命がけであったが、王のもとへ行く決心をした。危機に黙っていれば、
命は助かり地位も安泰だ。だが、同胞を救うため、命をかけて王に民の救いを求めた。

エステルを通して学べる。今までの経緯がパズルのように埋まる。
捕囚の民として異国で生まれた事、王妃に選ばれた事、それらがこの時のために用い
られた。

私達も生い立ち、成育歴がどんなものでも、今に至るまでの過程は神の摂理
であり、ご計画だ。今、どのように思い通りでない場所であっても、難しい現実であ
っても、今の場所で神の御心があり、計画がある。

パズルが埋められて行く。今、置かれた場で、あなたのなすべき事がある。
エステルは困難な状況で、死を覚悟して、自分自身を全く明け渡した。
その明け渡したエステルを、神はユダヤの民の救いのために用いられた。

危急の事態が起きた時、方策や解決手段を捜し回る。
しかし、解決方法ではなく、神が全く明け渡した人を通して、ご自身のみわざをされる。
今の場で神はあなたを用いられる。今の場所が、神が遣わされた場所だ。
なすべき事を示されるなら、従おう。
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条件がそろったなら従おう・・ではなく、この場所が私にとってのベストポジション、
神様がここに置かれていると確信して生きるなら、思い煩いは感謝へと変わり、神様に
明け渡して歩める。