2025年11月14日(金)

「そこで、イスラエル人は海の真中のかわいた地を、 進んで行った。水は、彼らのために右と左で壁となった」 出エ14:22


モーセが、民をエジプトから導き出し、海辺で宿営中だった。パロ
の軍隊が追跡して来た。みるみる内に、その軍勢は追いついた。前
は海で、後ろからは追っ手という、絶体絶命の危機だ。イスラエル
の民は恐怖で、神に叫び、モーセに文句を言った。奴隷の苦しみか
ら救い出されたにかかわらず、エジプトから連れ出したりして、一
体何という事をしてくれたのかと、不満をぶちまけた。

その時、神は奇跡をされ、海を分けて、その中に道を造られた。そ
して、安全に民は紅海を渡った。あなたは今、断崖絶壁にいるだろ
うか、絶体絶命か、神は必ずあなたのために、道無き所に道を造ら
れる。「あなたの道は海の中にあり、大水の中にありました。その
ため、あなたの足跡を見た者はない」と。

その道は隠されていて見えない。しかし、信仰を持って前進すると、
道が、目の前に現れて来る。海が分かたれ、道が備えられていたよ
うに。ある人は進路において経験した。受験が全部失敗し、すべて
の希望が断たれ、真っ暗闇だ。どうすれば良いのか、祈りに祈った。
その時に海の中に道があった。突然道ができて、留学が決まったの
だ。

思いを越えた大きな恵みだった。ある人は経済的苦境で、進学を断
念しようとした時、ある方面から突然の支援が与えられた。あなた
も振り返る時、海の中に道があった事だろう。これからも主は、道
無き所に道を造り、私たちを安全に導いて下さる。
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苦境にあると現状ばかりに気を取られ、怖れや不安に襲われるが、
主は働いてくださる。目の前が真っ暗なときに、主は備えてくださ
る。何という慰めか。祈りつつ、主を待ち望もう。