2011年06月26日(日)

「私は黙し、口を開きません。あなたが、そうなさったからです」詩編39:9


この詩編記者は、病の中にあり、余りの苦しみに「なぜですか、なぜ自分がこん
な目に、会わなければならないのか」との不満が鬱積していた。しかし、舌で罪
を犯してはいけないと、口に口輪をはめた。

しかし、黙していると、ストレスが更に内攻し、鬱屈し、今にも爆発しそうだっ
た。それを彼は人にでなく、神に向かってぶつけた。心の中の本音を吐き出し、
気持ちを正直にありのまま神に告げた。人生は、はかなく虚しいと。心の内をこ
とごとく吐き出した時、信仰が帰って来たのだ。

この虚しい人生での望みをかけられるのは何かと、見上げた時、その時に、神を
見い出した。「私の望み、それはあなたです」と。そして、本音を神にことごと
く告げた後、私は黙し、口を開かないと言っている。同じ、「口を開きません」
だが、最初の口輪をはめ、ストレスに陥ったのとは異なる。

「あなたがそうなさった」と、神を見い出し、すべてに神の計画がある事を認め、
それを受け入れ、何もかもを神に委ねた。私達も自分の気持ちを、悶々を、本音
をことごとく神に告げて初めて、神の計画を受け入れる事が出来る。

苦しい時、辛い時、心の思いを、何もかも、主に向かってすっかり吐き出そう。
主は受け止め、聞いて下さる。吐き出し切るなら、必ず心に平安が来る。そして
「あなたが、そうなさった」と受け入れる事が出来る。心が変えられる。

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様々な出来事が起きる。一つ一つに主の御手を認め、「あなたがそうなったから
です」と受け入れられたら、どんなに幸いであり、平安だろう。そのために、心
の内をことごとく、主に打ち明け、聞いて頂こう。