2011年07月27日(水)

「銀にはるつぼ、金には炉、人の心をためすのは主」箴言17:3


金や銀は、炉やるつぼに入れて、高温で溶かす。不純物を取り除き、純度を高めるためだ。溶けた金や銀からは、不純物が上に浮かび上がる。その不純物を除去する事によって純度の高い金と銀ができる。炉で溶かす度にその純度を増す。私達も同様で、試練の炉で不純物が溶かされて行く。炉で金が純化されるのと、同じように、私達の心をためされ、聖められて行く。

私達の人生で目の前に起きる出来事の、一つ一つすべての事は主から来る。偶然は一つもなく、今、目の前にある事態は、主からのものだ。その事柄の中に、主の意図と目的がある。目的があるのだから、無意味でなく、無駄は一つも無い。
だから常に希望がある。対人関係の苦しみ、経済的苦境、様々な困難という高温の炉を通して、私達は不純物が除去されて行く。練られ鍛えられ、成長する。

又、私たちの行ないの、背後にある隠れた動機が試される。動機の中に不純物が混じっているだろうか。何のために、この事、あの事をしたのか。その事をしている動機は何なのか。愛によるのか、自分の欲、自分の栄光、人かの賞賛、プライド、虚栄心、不純が試される。不純物に気づかせ、溶かして下さる。テストを通して、不純物を除去され、正直、真実、柔和へと変えて行って下さる。
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嫌な事、辛い事を出来るだけすり抜けていくのが世の知恵でも、私達は違う。意味を持って前から送られてくる。もっと能動的に迎え入れてみよう。何を気づかせて下さるのだろう。