2011年08月27日(土)

「あなたがこの王国に来たのは、もしかすると、この時のためであるかもしれな い」エステル4:14


アハシュエロス王の時代。ユダヤ人モルデカイがハマンにひれ伏す事を拒否。怒
ったハマンはモルデカイと全ユダヤ人を滅ぼす法令を王の名で発布、全州に送付
された。

街は大混乱、モルデカイは、王妃である養女エステルに、王に憐れみを求めるよ
うにと伝える。しかし、王に召されないで内庭に入る者は死刑だ。ただし、王が
金の笏を差し伸ばせば、生きる事ができた。

そこで、エステルはモルデカイに、すべてのユダヤ人が三日三晩、断食して祈る
ように要請。その後、死を覚悟して王のもとへ行くと。人間の苦境、絶体絶命は
神のチャンスだ。神の全能の力が働く時だ。祈り、そして、祈りから立ち上がり、
行動を起こした。

祈った後、実際の行動に移る事は重要だ。エステルは王宮の内庭へ。すると、王
は金の勺を差し伸ばした。その夜、王は不眠のため年代記を読み、モルデカイに
栄誉、昇進を与える結果となる。そして、エステルの訴えによりハマンの悪巧み
が発覚。逆にハマンが滅び、エステルは用いられた。

これら一部始終に神が働かれた。エステルの王妃の地位。王のエステルへの好意。
王の不眠。年代記を読みモルデカイの手柄を発見・・。すべてピッタリの神の配剤
であった。

モルデカイがエステルを養女として引き取り、育てたこと、そのエステルが王妃
となったこと、その時にはわからなかった神の意図が今、明らかに。ユダヤ人の
救いのために、予め、エステルが置かれた。

ハマンの悪意をも、そこに神が働かれ、万事を益と変えられる。すべてがご計画
の内だ。民の祈り、エステルの死をも賭した勇気、献身を用い、神が民の救いを
成し遂げられた。

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「もし、沈黙を守るなら、別の所から救いと助けが起ころう」、もし私たちが従
わないなら、別の人を用いて、神はご自身のわざを必ずや成し遂げられる。神が
用いて下さるのは、私たちの祝福のためだ。今、遣わされた場での主の呼びかけ
に応答しよう。大きなみわざを見る。