2012年05月27日(日) 「お話ください。しもべは聞いております」Tサムエル3:10
「お話ください。しもべは聞いております」Tサムエル3:10
「どうしても必要なことはわずかです。いや一つだけです」と言われた唯一の大 切な事は、マリヤがした「みことばに聞き入る」ことだった。マルタは奉仕をし たが、マリヤは「良いほうを選んだ」と言われた。この箇所によると、ただ一つ の大切な事は、奉仕する事、親切にする事でなく、御言葉を聞く事になる。御言 葉を聞いて、御霊に導かれた働きができる。 少年サムエルは、祭司エリのもとで、主に仕えていた。その頃は、主が語られる 事はほとんどなく、幻も示されなかった。人々は偶像に仕え、霊的暗黒時代と言 われている。そんな時に、主はサムエルを呼ばれた。「はい。ここにおります」 と答えた。エリに忠実に仕えていて、エリが呼んだと3度も勘違いした。 主が語られることもまだ知らず、エリから「主よ。お話下さい。しもべは聞いて おります」と答えるよう教えられた。「はい。ここにおります」の姿勢が大切だ。 聞いて従う姿勢がない時、御言葉はわからない。聞こえて来ない。「従います」 の姿勢がある時に、御声がはっきりと聞こえて来る。 又、自分の都合の良い事は聞き、都合の悪い事は耳をふさいでしまいがちだ。し かし、主の言葉をそのまま受け入れる事が大切だ。サムエルが聞いた言葉は、エ リの家の裁きに関してであった。神の言葉は、自分に都合良い言葉、甘い言葉、 期待通りの言葉とは限らない。時には厳しい言葉だ。しかし、エリに伝えると、 エリは「その方は主だ」と認め、自らの罪の裁きを受け止めた。霊的暗黒時代に 主の語りかけが始まり、光が上った。 主の御声を聞く時、主と交わりを持つことができる。そして、語りかけに従って 行く時、主との個人的関係が深められて行く。苦しみの中でも、主との関係が深 められるなら喜びだ。まず聞かない限り、従うことができない。心を開いて、従 いますの態度で、御声に耳を傾けていよう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 自分のこうなって欲しいという強い思い、経験や先入観は、御声を聞く事を妨げ る。御声を聞く時に「主よ。お話下さい。私は聞いております。ここにおりま す」と祈って聞こう。どんな苦しい中でも、御言葉が心にある時、生きて行ける。