2012年09月26日(水)

「アビガイルはダビデを見るやいなや、急いでろばから降り、ダビデの前で顔を伏せて地面にひれ伏した」Tサムエル25:23


ダビデと部下は、羊を飼っている間、ナバルのしもべ達を守り、親切を尽くしていた。そこで祝いの時に、ナバルに手元にある物を与えて欲しいと申し出た。しかし、ナバルは「ダビデとは一体何者だ」と拒否し、侮辱で返した。善を悪で返したナバルにダビデは怒り、剣を取り出陣した。それを知った若者が、ナバルの妻アビガイルに、即、行動を起こすように告げた。

聞いたアビガイルは急遽、パン、ぶどう酒等、大量の贈り物を用意して、すぐにダビデのもとに詫びに出た。事態を悟った彼女の敏速な行動は、ダビデの皆殺しの報復をとどめた。時に、的確な判断と速やかな行動が必要だ。すぐに行動しなければ、手遅れになる。アビガイルは聡明であった。その聡明さは事態を理解し、率直に詫びた事にも表れる。

ダビデを前に、地に伏して「はしためのそむきの罪をお赦し下さい」と謝罪した。夫のせいにせず、へりくだって、妻としての責任を認めて、詫びた。そして、無駄に血を流さぬよう、感情的になり自分で復讐して、つまづきにならぬようにと進言した。神の祝福を失ってしまうと。

神を畏れるダビデは、我に返った。アビガイルの判断に感謝し、復讐を止めて下さった神をほめたたえた。「あなたの願いを受け入れた」と耳を傾けたダビデも聡明であった。私たちも御霊の判断を祈ろう。導きがあれば、敏速に行動に移そう。神の栄光を見る。
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自分のすることがいつも安定を欠いているように思うが、神様の喜ばれる歩みをと意識しているなら、今、成すべき御霊の示しに敏感でいられるのではないか。成すべき判断や決定がいつも時にかなったものであります様に。