2012年12月27日(木)

「主があなたがたのために戦われる。あなたがたは黙っていなければならない」出エジプト14:14


モーセに導かれたイスラエルの民は、とうとう出エジプトを果たした。しかし、窮地に陥ったため、出国を許可したパロだったが、命令を翻し、最強の追っ手を遣わした。エジプト軍えり抜きの戦車部隊と全戦車が迫って来た。後方から追っ手がどんどん迫り、目の前は紅海だ。前進も後退も出来ない。まさに断崖絶壁の窮地であり、絶体絶命であった。

しかし、主はこの事態の目的を「パロとその全軍勢、戦車と騎兵を通して、わたしの栄光を現わすため」と言われた。モーセが手を海の上に差し伸ばすと、海が陸地となり、水が分かれた。その真ん中を民は渡った。そして、手を伸ばすと、海がもとの状態に戻り、エジプトの全軍勢をおおった。「民はこの大いなる御力を見たので、主を恐れ、主とそのしもべモーセを信じた」、つまりこの瀬戸際の窮地は「神の栄光が現れるため」「民の信仰が強められるため」と言われた。

私たちも、窮地に立つ事がある。身動きの取れない状況に陥る。しかし、まず落ち着こう。「恐れるな」「しっかり信仰に立て」「わたしがあなたのために戦う」との御言葉に立とう。主は海の真ん中に道を造られた。道無き所に、道を造られる。神の栄光とは、神にしか出来ない事が起こり、それがまさに神である事がわかる事だ。今、目の前の問題があるなら、主があなたのために戦って下さる。信じていよう。
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窮地の時はまず祈ろう。主を仰ぐだけで心が落ち着き心を守って下さる。そして自分の思いで落ち込み焦るのではなく、主にしかできない奇しい御業を信じしっかり立っていよう。