2013年11月26日(火)

「あなたがたのうちにおられる方が、この世のうちにいる、あの者よりも力があるからです」Tヨハネ4:4

  

サタンは人間より知恵と力を持つが、しかし、主が許可された限度内でしか働けない。ヨブ記にあるように「持ち物はよい、しかし身はいけない」又、「身はよいが、しかしいのちには触れるな」。神は常に限度を定めておられる。私たちの人生で起きる事に、主はサタンの働く限界を定めておられる。

ユダは主を裏切り、銀貨30枚で売ってしまった。主は捕らえられた。サタンがユダに入り、主を裏切り、主は十字架にかかられた。神はサタンを止める事も可能だが、サタンが働く事を許され、そのサタンすら利用し、神の決定的御旨成就のために用いて行かれる。サタンの背後の神こそが、全主権を握っておられる。サタンは主を十字架の無残な死に追いやり、大成功に見えたが、結果的に十字架は人類の贖いという金字塔を打ち建ててしまった。もう誰もサタンすらどうする事も出来ない。

ペテロもサタンにつけ込まれた。自信に溢れ、命を捨ててでも従って行けると豪語した。しかし、主が捕らえられた時、呪いをかけて誓ってまで、知らないと主を否定し裏切ってしまった。だが、主はそれをも予めご存じの上で、ペテロの将来を見据えておられた。「サタンがあなたをふるいにかけることを願って聞き届けられた」サタンのふるいだと。

ユダは悔い改める事なく、ペテロは悔い改めた。ペテロは粉々に砕かれ、自らの弱さを徹底的に認識した。サタンは働くが、尚も神がその上におられ、勝利へと導かれる。信仰によって受け止めよう。
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なんと力強い御言葉だろう。日々襲って来るサタンの攻撃により自分の内にある肉の弱さがよくわかる。しかし、ふるいにかけられる時にも主は祈って下さっている。主と共に勝利できる。