2014年03月27日(木)

「私はこのことばを聞いたとき、すわって泣き、数日の間、喪に服し、断食して天の神の前に祈って、言った」ネヘミヤ1:4



ネヘミヤはハナニから、エルサレムの城壁が崩され、門は火で焼き払われた状態である事を聞いた。深く悲しみ断食して、まず神に祈った。祈りの中で重荷が増し加わる中、4ヶ月後に、王の前に出た。しおれた悲しい顔つきであり、それを見た王は、ネヘミヤに尋ねて来た。心に何か悲しみがあるに違いないと。

この時、ネヘミヤは王に率直に心の内を話した。すると、王の方から「何を願うのか」と聞いて来た。王はネヘミヤの心の重荷を察した。そこで、ネヘミヤはユダの地へ送って再建させて欲しいと願った。王は願いを聞き入れ快く送り出してくれた。ここで学ぶ事ができる。

ネヘミヤはまずエルサレムの現状を聞いて知った。私たちの信仰生活も同様だ。現状を、目の前の問題を正しく知る事によって重荷が与えられる。まず現実を知らない限り、重荷の持ちようがない。具体的にそれを祈りに持って行く時、更に重荷が加えられる。ネヘミヤは重荷が増し加えられ、何かをしたいと思った。その願いは答えられ、神により門が次々と開かれて行った。すべての必要が備えられて行った。

私達もまず現状を正しく認識するところから重荷が生じ、祈りによって更にその重荷が深められ、具体的に行動するように導かれる。あなたにも主が見せておられる重荷があるだろうか。
----------
漠然と祈り続けている課題の中に、具体的に建て上げ行動すべきものはないだろうか。現状を良く見て深く濃やかに祈ることにより、一歩一歩また先に導かれる。