2014年04月26日(土)

「ダビデは言った『恐れることはない。私は、あなたの父ヨナタンのために、あなたに 恵みを施したい・・』」Uサムエル9:7



メフィボシェテはヨナタンの子供で、サウル王の孫だった。普通は
前王の一族は皆殺しにされた。反乱を起こす危険があるためだ。ま
して、サウルはダビデ殺害に燃えて、ダビデは絶えず命をつけ狙わ
れ、何度も殺されかけた。メフィボシェテもそれをわかっていて、
ダビデに殺されても当然であり、身を潜めていた。

しかし、ダビデは、ヨナタンとの約束を果たしたいと、メフィボシ
ェテを王宮に招き入れた。ヨナタンはサウルの息子で、王子であり
ながら、自分を守り、命を助けてくれた親友であり、恩人であった。
ダビデは、サウルの土地を全部返してその生活を保障し、王宮で生
活し、他の王子と同様に、自分と共に食事をするよう言った。

「私の食卓で食事をしてよい」とは、家族の一員にするという事だ。
サウルの子孫で、更に両足が不自由で、王のために何の役にも立た
ないメフィボシェテは、何で自分が?殺されて当然の、何の資格も
無い、無価値な自分が?余りの戸惑いで驚いた。

このメフィボシェテは、私たちの姿だ。御父に敵対し、罪を犯し、
「罪の支払う報酬は死」であり、永遠に滅んで当然の私が、ただ御
子の十字架の贖いのゆえに、無罪放免とされ、永遠に神の子とされ
る。そして主の食卓で食事ができる者とされ、豊かな交わりの中に
入れられた。
メフィボシェテは、ダビデの一方的な愛顧を受け取った。同様に私
たちも、ただ受け取る時、自分のものとなる。

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メフィボシェテは「この死んだ犬のような私に」と言った。粛清さ
れて当然なのに、ヨナタンゆえに王の息子同等の扱いを受けた。私
たちもキリストのゆえに、御父の前に全面的に受け入れられている。
「あなたに恵みを施したい」神の真実な言葉を受け取ろう。