2014年09月26日(金)

「あなたがたはもう、私に子を失わせている。ヨセフはいなくなった。シメオンもいなくなった。そして、今、ベニヤミンも取ろうとしている。こんなことがみな、私にふりかかって来るのだ」創世記42:36



ヤコブの身の上に、次から次へと問題が降りかかり、試練に次ぐ試
練、なすすべもないというような、絶望状況だ。エジプトで食糧を
買うために、ベニヤミンを連れて来るように言われていた。かつて
最愛の子ヨセフを失い、シメオンは人質にされ、今また、目に入れ
ても痛くないほど可愛いベニヤミンをも失おうとしている。

次々と大切なものが自分の手から奪われて行く。一見、深い絶望と
落胆だ。しかし「全能の神がその方に、あなた方をあわれませて下
さるように・・私も、失うときには、失うのだ」、最初ベニヤミン
を行かせる事を固く拒んでいたヤコブだが、ユダの説得を受け、ベ
ニヤミンもシメオンも主に委ね、行かせる事を決意した。

結果、どうなったか。事態が静まり、物事が落ち着く先に、落ち着
いてみると、何と、死んだはずの、あのヨセフが生きており、シメ
オンも無事だった。家族全員、餓死するところを、食糧は豊かに備
えられており、家族皆で共に住めるという、何もかもが、夢のよう
な事態に一変した。

あなたも今、窮地で、四方どこを見ても真っ暗だろうか。しかし、
神にはそこにご計画があり、「しようとしていること」ヨハネ6:6が
あられる。状況でなく、神を見上げて信じていよう。目に見えたな
ら、信仰は必要無い。何も見えない中で、御言葉を信じていよう。
主はみわざをして下さる。
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最愛の者や一番失いたくないものの取り扱いは、それゆえに信仰へ
と私たちを導いてくれる。必ず最善がなされる、神の栄光をこの目
で見ると信じ今日を歩もう。