2014年11月26日(水)

「あなたがたが神のみこころを行なって、約束のものを手に入れるために必要なのは忍耐です」ヘブル10:36



神の約束が、なかなか成就しないしない時に、私たちはどのように
とらえたらいいのだろう。アブラムには子がなく、エリエゼルが跡
取りになるのかと主に問うた時に、「あなた自身から生まれて来る
者が跡を継ぐ」と言われた。そしてあなたの子孫は天の星のように
なると。

しかし「アブラムの妻サライは、彼に子どもを産まなかった」とあ
るように、約束と現状は正反対であった。夫婦共に老いて、早くし
なければ、もう出産など望めなくなってしまう。焦りもあったかも
知れない。この状況の中で、当時の風習であり、サライはアブラム
に女奴隷によって、子供を持つことを提案する。

妻からの申し出であり、アブラムは受け入れた。その結果、奴隷ハ
ガルはアブラムの子を宿した。あれほど願い、待ちに待った子を得
ようとしていた。どんなに喜びであった事かと思いきや、決してそ
うではなく、幸せではなく、不幸と悲惨をもたらしてしまった。妊
娠したハガルは高慢になり、サライを見下した。

サライはハガルに嫉妬し、憎悪するようになった。ハガルに敵対心
を抱き、をいじめ、そこに争い、混乱、妬み、憎しみを生じて行っ
た。神を待ち望み、神の時を待つことなく、肉の知恵と力で、神の
約束を実現させて行く時、悩みと問題を引き起こす。神の時を待と
う。約束は必ず実現する。そこに感動があり、喜びと平安があり、
神の栄光が現れる。
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動かない展開や思い通りに進まないとき、御心を導きの主に尋ねて
行こう。サラのように自分の望を通しても喜びはなく、かえって陰
湿な事態になる。待つことが導きなら神の美しいときを待ち望もう。