2015年09月26日(土)

「あなたがたがわたしを選んだのではありません。わたしがあなた がたを選び、あなたがたを任命したのです」ヨハネ15:16  


サマリヤの女性は、5回の結婚と5回の離婚を重ね、現在は結婚で
はなく、同棲していた。彼女は心に空洞があり、虚しさがあり、そ
の孤独な心の穴を男性が埋めてくれると信じていた。そのため結婚
を繰り返した。失敗を繰り返すのだが、たまたま、この相手だから
うまく行かず、他の男性なら満たしてくれるに違いないと、思い込
んだ。その結果5回の結婚を重ねた。

しかし心が満たされる事は無かった。「この水を飲む者はだれでも、
また渇く」。主は彼女の空洞を、渇きをご存じで、彼女のために
「サマリヤを通って行かなければならなかった」。永遠のいのちへ
と湧き出る、その水を与えるために。そして彼女は変えられ、渇き
が止まった。

ザアカイも願っていた富は手に入れたが、心虚しく、寂しく、喜び
もなく、満たされる事は無かった。富は自分を決して幸せにはして
くれなかった。ひたすら主に会いたい一心で、木にまで登った。主
は、そのザアカイの渇き、虚しさ、孤独、切なる求めをご存じであ
った。「ザアカイ」と名を呼ばれ、向き合って下さった。誰にも向
き合ってもらえなかった、ザアカイはどんな思いだったろう。

主を心に迎え入れた彼は、喜びと平安に満たされた。主はザアカイ
を選んでおられた。主はあなたに目を留め、あなたを極みまで愛し、
「高価で尊い」と言われる。あなたにも渇きがあるなら、主はあな
たのその心をご存じだ。主はいやして下さる。

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主は、その女性のために、サマリヤへ行かれ、ザアカイを先にご存
じで、家に泊まられた。誰にも見えない、心の底の虚しさ、寂しさ、
孤独を何もかもご存じだ。それは主ご自身しか、満たすことができ
ない。同じように渇きをいやすために、私たちをも選んで下さった。