2015年10月27日(火)

「ところが、その聞いたみことばも、彼らには益になりませんでした。みことばが、それを聞いた人たちに、信仰によって、結びつけられなかったからです」ヘブル4:2




イスラエルはその不信仰のゆえに、約束の地に入る事ができなかっ
た。神が約束して下さった相続地に入れず、荒野で滅んでしまった。
なぜ入れなかったのか。それは「みことばが、それを聞いた人たち
に、信仰によって、結びつけられなかった」からであった。神の約
束をずっと聞いていたのに、その言葉を信じることがなかった。

御声を聞いていながら、心をかたくなにした。彼らが安息に入れな
かったのは「不信仰」のためであったと、御言葉が言っている。
それに引き替え、ヨシュアとカレブは、約束の地に入る事ができる
と確信していた。エジプトを出た後、追っ手の精鋭部隊が攻めて来
て、目の前は紅海で、進む事も退く事も出来ない絶体絶命の状況に
なった。その時に、主が紅海を分けるという、かつてない偉大な奇
跡を見た。

その神が与えると、約束して下さったのだ。実現しないわけがない。
現地にはアナク人、アマレク人・・強大な敵がいたが、「彼らは私
たちのえじきとなる」と言った。神視点に立って、神の言葉を目の
前の事態に適用させた。御言葉を信仰に、結びつけた。だから「ぜ
ひとも、上って行って、占領しよう。必ずできる」となった。状況
に振り回されず、主を信頼したので、二人は約束の地に入った。

私たちも「もし、御声を聞くならば、心をかたくなにしてはならな
い」と。重大な御心を実現できなくなってしまう。そのためにも、
弱さをご存じで、おりにかなった助けを与えて下さる主のもとへ、
いつも恵みの御座に行こう。
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普段から御声を聞こうとしていないと、問題が起きても目に見える
もの聞こえるものの声に抗えない。信仰によって踏み出す勇気を祈
り、主の栄光を拝する祝福な経験を重ねていきたい。