2015年12月27日(日)

「しかし、助け主、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、 あなたがたにすべてのことを教え・・」ヨハネ14:26



ある会社勤めの人が、早朝出勤、深夜帰宅のハードな毎日だった。
プロジェクトを組んだ仕事は思った以上に難しく、その準備に幾ら
時間があっても足らなかった。仕事後は、外部関係者の接待は続き、
体力にも限界はあり、許容量オーバーになってしまった。

デボーションの時間も全く取れず、動き回り、日々の重責に、段々
心はピリピリし、イライラし、平常心を失いつつあった。喜びや平
安など無かった。危機的状況に、決心し、時間を取り、主の御前に
静まった。主を意識し、ギリギリの状態で祈り始め、心が解き放た
れて行くようだった。

御言葉を読んで行った時、カラカラのスポンジに水がしみ込んで行
くように感じた。「だから、神の国とその義とを第一に求めなさい。
そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます」
の言葉が心にピッタリと入って来た。
「神の国とその義が」後回しになっていて、「それに加えてこれら
ものはすべて与えられます」のものを第一にして、心身すり減らし
ていた事に気づかされた。

「それに加えて」の方のために懸命に労し、動き回っていた事に気
づかされた。優先順位が逆になっていたので、平安なく、喜びなく、
疲れ果てていた。忙しいからこそ、更に主を必要としている事にも
気づかされ、朝のほんの少しの時間でも、交わりの祭壇を建て直し
た。喜びが戻った。優先順位に気づきが与えられたら、その度
に戻して行こう。御霊が気づきを与えて下さる。

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「みことばの戸が開くと、光が差し込み・・悟りを与えます」御霊が
御言葉を通して、現状を見せて下さる。その時に、方向変換して行
ける。優先順位もどうなっているだろう。「それに加えて」の方の
ために走り回っているなら、軌道修正して行こう。