2018年08月27日(月)

「主のはかりごとはとこしえに立ち、御心の計画は代々に至る」詩篇33:11



エステルの物語はとても不思議だ。一つ一つの出来事がパズルのピ
ースであり、一つ一つと埋められて行く。不思議に、王妃ワシュテ
ィが退けられた後、エステルが王妃とされた。ハマンのユダヤ人を
滅ぼす悪巧みをモルデカイが知った。モルデカイがエステルに指示
を与え、エステルは従った。エステルの宴会への誘いを王は受け入
れた。

その夜、王はたまたま眠れず、年代記を読んだ。そこでたまたまモ
ルデカイの功績を知った。王はモルデカイに栄誉を与えようと思い
至った。王はエステルの願いに耳を傾け、聞き入れた。どの一つが
抜けても、結果が違ったであろう。ハマンの邪悪な計画は成就され、
ユダヤ人の虐殺が行われただろう。

神が阻止され、ハマンと計画は砕かれた。ここに完璧に状況を支配
しておられる、摂理の神を見る。ルツの物語も同様だ。ルツがナオ
ミについて行く決心をし、帰国したのが、たまたま大麦の刈り入れ
の時だった。生計のため落ち穂拾いを始めると、はからずもボアズ
の畑であった。又、丁度その時、たまたまボアズがやって来た。

一見偶然に見えるが、私達には偶然は存在しない。一つ違わず、神
の導きであり、神の配剤だ。神の配慮が私達の生活に張り巡らされ
ている。過去を振り返る時、あの時も、この時も、時ピッタリの不
思議な取り計らいを見い出す。完璧な御手の支配の中にある事を覚
える時、思い煩いはいっさい不要だ。間違いなく神のご計画が成っ
て行く。
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全てに偶然はなく御神の摂理の中で生かされていると思うと、失敗
にも挫折にも共にいてくださる主を思う。思い煩う時、主の御約束
の中にいる事を思い起こしたい。