2019年01月27日(日)

「もし肉に従って生きるなら、あなたがたは死ぬのです。しかし、 もし御霊によって、からだの行ないを殺すなら、あなたがたは生き るのです」ローマ8:13


ある人が子供の頃、家族や周囲の人たちから、ずっと「良い子だね
え」と言われて育った。小さい頃自分では、よくわからなかったが、
何だか嬉しくて、良い子であろうと頑張り、自分でも自分は良い子
だと思っていた。そんな自分が大きくなり、本当の自分の姿が映し
出されて行った。「喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに
泣きなさい」という事が出来なかった。

人の悲しみを一緒に悲しむ事など出来ないし、ましてや喜ぶ事など
不可能だった。むしろ羨望と妬みが渦巻いた。良い子であるはずの
自分が、決して良いものなどでなく、心に潜む醜さ、罪深さを思い
知らされた。罪を認め、主を信じた時に、あるがまま受け入れられ
ている喜び、平安に満たされた。

ある人は、入試に不合格であった。がっくりと失望落胆し、心沈ん
だ。その時、友人は合格だと知った。一緒に頑張って来た友が合格
したのに、喜べない。羨ましくて仕方がなく、心悶々状態に陥った。
祝福などとても出来ない。でも自分はクリスチャンであり、このま
までいいはずはない。

どうにも出来ず「自分はできません、しかし助けて下さい」と祈っ
た。祈った後、自分ではない、御霊の力だったが、不思議に、簡単
に一言だがおめでとうメールを送れた。あれほど悶々の心が、すう
っーと平安になった。すると相手から、誰からよりも、そのメール
が一番嬉しかった。感動したと、ことのほか喜んでくれ、証しとさ
れた。
・・・・・・・・・・・
一瞬〃肉か御霊の選択に生きている。意志は、主もサタンも触れら
れない。自らの選択となる。御霊の方を選ぶ時、御霊の実を結び、
証しとされる。肉を選ぶと肉の実を結んでしまう「出来ません、助
けて下さい」と祈ろう。御霊は助けて下さる。