2019年09月26日(木) 「だが、カインとそのささげ物には目を留められなかった。それでカインはひどく怒り、顔を伏せた」創世記4:5
「だが、カインとそのささげ物には目を留められなかった。それでカインはひどく怒り、顔を伏せた」創世記4:5
死傷事件をニュースで目にする。隣人と地境の事で争いになったり、 犬の鳴き声やピアノの音がうるさいと、死傷事件になる。ガンをつ けたと、単に道で目が合っただけでもめて、傷害事件に発展する。 人の怒りは放っておくと、幾らでも高じて行ってしまう。そして相 手を攻撃し、殺傷へと至ってしまう。 カインとアベルの兄弟が献げ物を献げた時に、兄カインの献げ物は 受け入れられず、弟アベルの献げ物は受け入れられた。カインはそ の時に顔を伏せるほどの、激しい怒りに燃えた。主はそんなカイン に「なぜ、あなたは憤っているのか」と言われ、「あなたが正しく 行なったのであれば、受け入れられる」と言われた。 カインは正しく行なっていなかった。主に聞いて、悔い改めて、献 げ直せば良かった。主は罪が戸口で待ち伏せしているから、罪を治 めよと言われたが、カインは激しい怒りと妬みが弟アベルに向かい、 アベルを殺害してしまった。私たちも、怒りに身を任せてしまうな ら、コントロール不能に陥ってしまい、どうなるかわからない。 大きな罪を犯してしまう。正しく対処する事が大切だ。 対人関係で怒りが沸いた時に、すぐに感情的反応をしてしまうと、 取り返しのつかない失敗をする事になる。人間関係に大きなひびが 入り、信頼関係を壊してしまう。まず主に呼ばわり、祈ろう。まず 祈ることだ。主のもとに持って行く時、主がその事態を正しく導い て下さる。罪を治めさせ、罪を犯さないよう守って下さる。 ------------- 人が認められ自分が顧みられないと口惜しい。そこを指摘されると 神にでも憤るカインの肉が自分の内にもある。口惜しい時も、怒り が沸く時も顔をふせずすぐに主に告げよう。