2020年06月26日(金)

「それで彼らは言った。『私たちは、主があなたともにおられることを、はっきりと見たのです』」創世記26:28



イサクが井戸を掘る箇所が出て来る。ペリシテ人は、イサクが多く
の家畜としもべを持つ事に妬んで、父アブラハムの時代に掘った井
戸をすべてふさいでしまった。そして出て行けと。その時に、イサ
クはペリシテ人と争わなかった。そこを去り、ゲラルの谷間に住み、
そこで井戸を再び掘った。すると湧き水が出た。

ところが今度はゲラルの羊飼いたちが、この井戸は自分たちのもの
だと、争って来た。しかしそこでもイサクは争わなかった。別の所
に移動して、井戸を掘った。するとそこでも彼らは争って来たので、
また、別の場所に移動した。そこで井戸を掘った時に、初めて争い
が無かった。それで、「今や主は広い所を与えて、この地で増える
ようにして下さった」と、主が与えて下さったと言った。

イサクは、ずっと理不尽な目に会い続けた。父が掘った井戸を土で
埋められ、又、自分たちが掘った井戸は奪われ続けた。だが、争い
を仕掛けられても、争わずに場所を変えては井戸を掘り続けた。
「ののしられても、ののしり返さず、苦しめられてもおどすことを
せず、正しくさばかれる方にお任せになった」まさに、主の姿であ
った。イサクはへりくだっていた。井戸を下に、下に、掘る事は、
私たちもへりくだる事だ。

井戸を掘り、下へ下へとへりくだって行く時に湧き水が湧く。彼ら
を追い出したアビメレクは、彼らが豊かに祝福される様を見て「私
たちは、主があなたと共ににおられることを、はっきり見た」と言
った。主に従って行く時に、敵が、主が私たちと共におられること
を見、認める。
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目の前にストレスを感じる大小の諍いが来るとき、心は反応し、平
安が失せてしまう。ただ主を見て、主の恵みを信じて行動したい。
主が共におられることが何よりの幸いだ。