2023年05月27日(土)

「わたしはあなたがたに、こう言いましょう。人はその口にする あらゆるむだなことばについて、さばきの日には言い開きをしな ければなりません。」マタイ12:36



「悪いことばをいっさい口から出してはいけません」とあるが、
職場、学校、近隣・・人の集まる所、悪口と噂話だらけだろうか。罪
の性質は、それらを好み、心地良い。「陰口をたたく者のことばは
おいしい食べ物のようだ。腹の奥に下って行く」とある通りだ。肉
には、美味しい食べ物だと言っている。そうでなければ、これほど
悪口が、まんえんする事はない。

「心に満ちていることを口が話す」とあり、口が話す前に、心に潜
む思いが存在する。その心が問題だと。悪口の底に、隠れた妬みや
張り合う心、敵対心が存在する。御霊に探って頂き、取り扱って頂
こう。悔い改めよう。相手への妬みや憎しみが、相手を赦し、愛し、
相手を祝福する思いに変えられるなら、どんなに平安なことだろう。

又、悪い言葉、不信仰な言葉は伝染する。カナン入りした斥候たち、
カレブとヨシュア以外の10人は、肉の目に見えるところのみを告
白した。攻め上れないと。民は自分たちより強く、自分たちはいな
ごのようだと。その不信仰な言葉は民にどんどん伝染し、大きな影
響を与え、全会衆が恐れ、不信仰に陥った。

泣き明かし、エジプトに帰ろうと言い出した。しかし、目に見えな
いもう一つの現実があった。主に視点を置いて、御言葉に立ち、信
仰の言葉が語れたなら、どんなによいだろう。それは他者を生かし、
建て上げる。心に満ちていることを口が話す。主との交わりにより、
自分自身がまず主により満たされよう。その時、おのずと喜びの言
葉が口から出て来る。

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口より以前に、心の問題だとあり、心が御霊に導かれるよう祈ろう。
口先だけの言葉でなく、御霊に導かれて語る言葉は、必ず人を励ま
し、慰め、建て上げる。御霊の働きだ。自我、肉の言葉が出そうな
時、主に呼ばわろう。守って下さる。