2023年11月26日(日) 「だが、カインとそのささげ物には目を留められなかった。それで、 カインはひどく怒り、顔を伏せた。」創世記4:5
「だが、カインとそのささげ物には目を留められなかった。それで、 カインはひどく怒り、顔を伏せた。」創世記4:5
カインとアベルは両親から、神の事や、献げ物についてよく教え られていただろう。アダムとエバは罪を犯したが、主は皮の衣を 着せて下さった。それは罪の贖いのために、動物の血が必要と いう事であり、主への献げ物は、動物の血が流されなければな らなかった。 「信仰によって、アベルはカインよりもすぐれたいけにえをささげ」 とあり、アベルは御心にかなったいけにえを献げた。これはアベ ルの信仰による事だった。カインは、この重大な事を顧みなかっ たために、主に受け入れられなかった。だが主に問うて、悔い改 めて、献げ直せば良かった。 しかし、カインは主に対して「ひどく怒った」。そして、受け入れら れた弟を激しく妬み、彼は「顔を伏せた」。主は「なぜ顔を伏せる のか。正しく行なったならまっすぐに立っておれる」顔を上げられ るはずと言われた。彼は正しくない事がわかっていた。なぜ兄弟 を殺したのか。自分の行ないは悪く、兄弟の行ないは正しかった からだった。悪いとわかっていてなお、自分を通して行った。 弟への妬みは、憎しみとなり燃え上がった。そして殺人へと突き進 んだ。主はカインに御声をかけ、悔い改めの機会を与えられた。が、 彼は無視した。聖霊の促しを無視すると、罪の性質は更に頑なにな り、更に罪に突き進む。 今、とがめがあるなら、伏せた顔を上げて、悔い改めよう。愛の御 声が聞こえている時に、御心に従おう。豊かな赦しにあずかろう。 赦されるごとに、その度に、更に主の愛を知って行ける。 ・・・・・・・・・・・・・・・ カインは方向違いに怒り、憎しみをアベルに向けて行き、弟殺害に まで至ってしまった。自我を通して行くと、最悪の事態に突き進ん でしまう。主からの示しを受け止め、認めて行く時、やみから光に 出される。罪は赦され、正しく導かれて行く。何と幸いだろう。