2023年12月27日(水)

「天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時 がある。」伝道3:1


すべての事に「神の時」があり、主も「時」を非常に重んじられ
た。「わたしの時がまだ満ちていないからです」「見なさい。時が
来ました」。私たちの信仰生活にも、何事においても「時」があ
る。カナの結婚式の真っ最中に、欠かす事の出来ない、ぶどう酒が
無くなった。これは大変な失態で、新郎新婦の顔は丸つぶれだ。そ
の時、母マリヤは、何よりもまず主に告げた。

主ならすぐに何とかして下さると思った。だがその時、主は「わた
しの時はまだ来ていません」と答えられた。私たちはとにかく
「今、すぐに」答えを期待する。即、答えが欲しい。すぐに!〃と
思う。しかしマリヤは、自分で動こうとせずに、この事態を主にゆ
だねた。その結果、主は奇跡をして下さった。

サウル王は、時を待てずに失敗した。ペリシテの攻撃が来た時に、
遅れたサムエルの到着を待てず、自分でいけにえを献げた。だがい
けにえは、祭司しか献げる事ができない。この事のためにサウル王
は、王位から退けられた。アブラハムも、神の時の事で失敗した。
子孫を与えると神の約束を受けたが、待てども〃実現しないので、
女奴隷ハガルにより、子どもを得た。

自分で、事を成した。しかし肉で行なうと、秩序が乱れ、大きな問
題と混乱を生み出した。神の時を、待つ事が信仰だ。忍耐して待ち
望もう。必ず神の時が満ちると、目の前でスルスルと、ひとりでに
事が動き出す。
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早ければ早い方が良いとの価値観で動いてしまう。失敗してはじめ
て神の時ではなかったと示される。逆に絶妙なタイミングで全ての
事が運ぶとき、これが神の時だと知る。神の時をよく悟れるように
祈っていたい。