2024年12月27日(金)

「その方が来ると、罪について、義について、さばきについて、 世にその誤りを認めさせます」ヨハネ16:8



ある女性の証しだ。小さい時から、両親のけんかが絶えず、嫌
で〃たまらなかった。だが、どの家もそうなのだと思っていた。
しかしある日、友人宅に泊まった時に、仲の良い親、楽しい笑
い声の絶えない温かい家庭。それを見た時に、驚きを越え、親
にだまされたと愕然とし、憤りでいっぱいになった。

又、家の職業も嫌で恥ずかしく、友人に絶対に知られなく、誰
も家に呼んだ事がない。そんな事もあり、華やかな世界に、憧
れた。そのために必死に勉強した。留学し、語学習得し、やが
て海外で働いた。専門知識と語学力を持ち、バイリンガルが重
宝され、どんどん重用された。かつて夢見て、憧れたその場所
に自分がいた。人に羨望され、強いプライドと虚栄心は満たさ
れるが、心の奥は虚無だった。

隣家に誘われて行った教会で、初めて主の愛を知り、拒否反応
は無く、素直に主を信じたいと思った。真に罪がわかったのは、
その後だった。一人で部屋にいた時に、突然、あの罪この罪が
指し示された。全く罪意識が無く、罪だとわからなかった。し
かし光が射して、自分の自己中心が、どんなに人を踏みにじり、
傷つけて来た、涙が溢れた。

その場にひざまずいて悔い改め、祈った。聖い畏れを感じ、何
かに打たれたようだった。肩肘張ってプライドと虚栄に生きて
来た自分だったが、初めて心底の平安を経験した。赦される喜
びを知った。御霊によって、主を知らされた経験だった。
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頭の知識ではたどり着けない平安が与えられる。素直に主に近
づき祈り、交わり喜びに満たされよう。人知をはるかに超えた
主のご愛を日々知っていこう。