2025年05月27日(火)

「悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべて の武具を身に着けなさい」エペソ6:11



ユダは、主を裏切ったが、「悪魔は、ユダの心に、イエスを売る思
いを入れた」とある。ユダは自分で思った事ではなく、悪魔が思い
を入れたのだと。ユダは、悪魔のささやきを心に受け入れ、同意し
てしまった。悪魔の声を拒否できるし、同意もできる。常にどちら
かを選択する。私たちにも、しょっ中、思いに悪魔からの火矢が飛
んで来る。

拒めばよいのだが、それを受け入れ、同意してしまうと、罪を犯す
ことになる。「人はそれぞれ自分の欲に引かれ、おびき寄せられて、
誘惑される」とあり、人の欲のある所に、悪魔の誘惑の手が伸びる。
そこに肉の欲望がある。欲が無ければ、誘惑にならないからだ。
その悪魔の吹き込む思いに同意して、受け入れてしまうと、「欲が
はらむと罪を生み」と、その思いを心の中で妊娠させてしまい、熟
成させてしまう。

すると実際に罪を犯して行く。ダビデも、部下は命がけで戦ってい
る中、夕方に起き出すという、怠惰な生活をしていた。その時に、
身体を洗っているバテシバを見た。誘惑を拒否する事が出来たが、
呼び寄せてしまい、姦淫の罪を犯した。人は弱く、誘惑に負けてし
まう。だからこそ、主は祈りを与えて下さっている。

「誘惑に陥らないように、目をさまして、祈っていなさい」と。主
との交わりの生活の中にいる時に、主により堅く守られる。祈りは
力だ。ダビデは、バテシバを見た時に、まず主を呼べば良かった。
私たちも誘惑が来た時に、主の助けを求めて、即、祈ろう。主は助
けて下さる。
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誘惑が来ている事に気づくためにも、自分の弱さを覚えて、目覚め
ていたい。サタンを警戒して、主に守りを祈り、思いの中にくるサ
タンの声を識別したい。