2025年09月26日(金) 「復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする、と主は 言われる」ローマ12:19
「復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする、と主は 言われる」ローマ12:19
私たちは、新しい性質と古い性質を持つが、古い性質は、悪に、報 復しようとする。それも何倍にもして、仕返しをしたい。何か言わ れた時、言い返すと、肉はすっきりする。悪口や批判を受けると、 即、反撃したい。怒りを晴らしたい。しかしこの復讐は、更に怒り を増幅させ、互いの間を裂き、憎しみや敵意の連鎖を生む。 害毒を流し、これらの行き着く先は死だ。何も生み出さないし、何 の良い実も結ばない。人への恨みや憎しみは相手でなく、自分自身 を傷つけ、損なう。自分が辛い。平安も喜びもない。結局、相手に 支配を許して、自分の人生を壊してしまう。特に被害者である場合、 悪いのは相手で、自分は悪くないと思うので、相手への憎しみと恨 みも、当然に思えてしまい、心に闇を持つ事になる。 「人から出るものが、人を汚す」とあるので、人を汚すのは、自分 の内からの思いだ。外側からのものは、決して私たちを汚すことが 出来ない。主のもとに行き、心の諸々を、憎しみ、恨み、敵意を打 ち明けよう。主は取り扱い、憎しみは悔い改めに導き、悶々の心を 平安に変えて下さる。主が必ず正しい裁きをされる。 主が、悪に報いられる。「復讐はわたしのする事」だと。主ご自身 が復讐される。だからいっさい自分で復讐をするな、わたしにゆだ ねよと。私たちのする事は、主にゆだねることだ。 -------------- 憎しみの感情のままに行動するのは違うと知っている。最善の方法 は、主にお任せする事だ。復讐は主だけができること。主の報いに 任せ、今を平安に生きよう。主のご配慮に信頼しよう。