2025年10月27日(月)

「見よ。わたしはあなたとともにあり、あなたがどこへ行っても、 あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう。わたしは、あなた に約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない」 創世記28:15



ヤコブは、父と兄を欺き、祝福を奪い取った。兄は激怒で、弟を殺
そうとし、家におれず、遠い叔父を頼り、旅立った。何も無い見渡
す限りの原野で、野宿した。今後どうなるのか、大きな不安と恐れ
の中、又、家族と離れ、どんなに寂しく孤独だったろう。そんな彼
のかたわらに、主が立たれた。

そして主は「あなたの子孫は地のちりのように多くなる。あなたと
共にあり、どこに行ってもあなたを守り、あなたをこの地に連れ戻
す」と約束された。だがその連れ戻すとの約束の成就に、20年を要
した。何と長い歳月だろう。私たちは待つことが難しい。しかし主
の思いは私たちの思いと異なり、地道に、長い年月をかけて、こつ
こつと練り上げて下さる。無駄は無い。

今日の1日は、練られ、造り変えられる貴重な時だ。そして必ず神
の時は満ちる。状況が少しづつ変わって行く。ヤコブも20年後に状
況が変化した。ラバンと息子達が好意的でなくなり、態度が違って
来た。争いが起きそうだ。そんな時に主の御声が臨んだ。今、生ま
れ故郷に帰れと。主の約束は100%成就する。

主の言葉は必ず実現する。ヤコブは辛く苦しい20年を通り、砕かれ
練り鍛えられ、訓練を受けた。私たちにも、無駄な事柄は一つも無
く、すべては私たちの益のためのものだ。主に焦点を当て、信仰の
目を持って、目の前の事態を見よう。そしていつもかたわらに、主
が立っておられる事を覚えよう。
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主に焦点を当てるとき、全てに意味があり、それは最善と信仰の目
で見ていける。こころみに会うとすぐに落ち込み、弱ってしまうが
主が共におられる。御約束を信じ、主の時を待ち望もう。